我が家も10数年経ち外壁もだいぶ汚れたので、外壁塗装をするとこになりました。塗装の色は、本当に悩みました…これから10年は、同じ色で過ごすことになるし、お金もかかるし。で、どんな風に色を決めたかを今回ご紹介したいと思います。これから外壁塗装をするかたへ、一つのご参考になればと思います。色決めに悩む時間が少しでも減ってくれれば幸いです。
この記事の目次
どんな感じにするかを決める
まずは、かなりざっくりとどんな感じにしたいかを家族と一緒に話しました。
どちらかといえばクールな感じがいいなー
温かみのある感じが好み!
少し好みが分かれました…まあ、そんなもんです。。
業者さんに、施工事例の写真を沢山貸して貰い、以下に着目して見ました。
- ツートン、ストライプなど、どのように塗り分けているか?
- どの色とどの色を組み合わせると気持ちいいか?
- ほぼ全体的に同じ色だとどんな感じか?
- 屋根の色と壁の色は、どんな感じか?
- 雨樋は、何色か?
するとだんだんと自分の好みが明確になってきました。また、意識してなかったけ
ど、こんな配色も好きだなと思える発見もあり、選択の幅も広がります。
実際に近所をテクテク散歩してみて、以下に着目して見ました。
- ステキだなと思える家があったか?
- これは嫌だなと思う家があったか?
- 汚れが目立ってたのはどんな色か?
- 日光に当たる面と当たらない面でどう違うか?
白系はやはり汚れが目立つような気がしました…
あと、なんかテカテカして塗ってますよー!的な感じの塗装は、自分の好みでないことが分かりました。
色と塗り分け方を検討する
だいたいの好みが分かってきたら、自宅の図面をコピーして、色鉛筆で色を塗り、色分けの検討をしました。
② 色や塗り分け場所で数パタンくらい検討してみる
かなりラフですが、以下のような感じです。
色鉛筆は、多くの色がないですが、主に塗り分け方のイメージを形にする目的で塗って見ました。子供の頃やった塗り絵みたいで、割と夢中になりました。また、手書きの方がアイデアが浮かぶような気がします。
検討した色を色見本表と紐付ける
塗装屋さんへ作業を依頼する際は、塗装の色見本表の色番号でお願いする形となるので、検討した色を色見本表と紐付けることにしました。塗装屋さんによっては、カラーシミュレータで見せてくれるところもあるかと思います。自分は、塗装屋さんがカラーシミュレーションなどをやっていなかったので自分で自宅パソコンでやりました。
塗装の色見本表は、こんなやつです。塗装業者さんから借りられると思います。イメージに近いものを探します。普段色なんてじっくり見たりしないので結構目が疲れました。
パソコン用にRGBへ変換しました。以下は、日本塗料工業会の変換サイトです。
!https://s1.toryo.or.jp/cgi-bin/SPCSS-m/search/main.cgi?
④ 画像編集ソフトで取り込んだ家の画像へ色を塗る
以下のようなデータを作成しました。色番号をRGBにして着色しました。
ここまでで、幾つかの塗装色と塗り分け案が出来ました。
色については、色見本番号と使用色の対応付けが出来ました。
塗装案を絞り込む
いくつかの塗装案を絞り込む為に、優先順位を家族で決めました。
やっぱり思い描いていたイメージが大事
とは言っても汚れにくい色がいいなあ
話合い我が家の優先順位は、次のようになりました。
①家族皆のイメージ(自分:クール、嫁:暖色系)
②汚れの目立たなさ
③近所との調和
結果、色と塗り分け方法は、以下のようになりました。
家族のイメージを大事にして、こんな感じになりました。全体は、白ベースでアクセントに濃紺色を入れクールな感じを出し、玄関周りや雨樋、軒下をモカっぽい色にすることで暖色感を出しました。また汚れの目立っていた箇所は、紺色を入れました。
ここまで来ると色は、ほぼ決まったー!と思いがち。ですが色見本やパソコンモニター上の見え方は、かなり当てになりません。これは、実体験で身にしみてよく分かりました。色の塗られている面積や、日光に当たってるかどうかで、だいぶ印象が変わります。
色見本番号と塗装写真の見え方を比較する
色見本の番号と実際にその色を使った塗装写真を見て、色見本とイメージのズレを比較しました。
色々と検索しましたが、以下のサイトの塗装事例一覧は、割と参考にしました。
また、色見本の番号とその色を使った家の写真が対になっていて便利です。
!http://www.nurisen.jp/sekojireitop.html
③ 艶あり/艶なしも塗装写真を見て判断材料にしてみる
艶なし→3分艶→5分艶→7分艶→艶あり と艶の入れ具合が指定できます。
いずれ艶は無くなるので、塗装直後からマッドな感じにしたい!という方は、艶なし〜5分艶あたりを選ぶそうです。自分は、マッドな感じを検討していたので艶入り具合も塗装写真で確認しました。
ここまできたところで、塗装業者さんへ塗り分け箇所とそれぞれの色番号を一旦連絡しました。
塗装業者へ試し塗りをしてもらう
色について色々確認して決めましたが、やはり壁材の表面の具合の影響など実施に目で見て確認したいところです。ですので、塗装業者さんに試し塗りお願いしました。自分の経験から、不安軽減や失敗のリスクを下げる目的で試し塗りは、最重要ポイントだと思いました。業者さんを選ぶ際は、試し塗りをしてくれるかどうかを確認することをお勧めします。
実際に塗って貰い確認すると安心感が本当に増しました。自分の場合は、若干色味を変えたものなども作って貰い試して見ました。
塗りたてと乾いてからで見え方違うので、乾いてから確認します。
全く違う色に変えることは、出来ないと思いますが、微妙に濃くするとか色味を変えるなどは、業者さんもリクエストに対応してくれると思います。
ここでようやく最終的な色を決定し、正式に業者さんへお願いする形になりました。
まとめ
いかがでしたでしょうか。自分の経験ですと、塗装の色決めについて、業者さんは、あまり積極的に意見を言わない傾向でした。塗装後にイメージと違うとお客からクレーム入ったり、お金が支払われないなどの問題を極力避けたいようです。
外壁塗装は、決して安くない買い物です。信頼できる腕のいい業者さんを選ぶこともとても大事と思います。ですが、合わせて、全て業者さん任せにせずに、わからないこと、心配事、どんなことも遠慮せずに聞いて、納得して施工して貰うことが大変大事だと思いました。これから外壁塗装を検討されている方へ、色決めに悩む時間が少しでも減ってくれれば幸いです。自分は、色決めに本当に悩みましたので…。