先日、通りがかりの屋根業者さんが、「おたくの屋根材あそこがズレてますよー!」と指摘され、半分営業かな…?と思いつつも屋根も心配なので、休日に屋根を見を見てもらうことに…。 築13年目で屋根材のヒビ割れ、塗装の劣化、役物の釘の抜けなどがあり、屋根の修繕をすることにしました。今回は、屋根修繕の業者さんを選ぶ際に注意した点などをご紹介したいと思います。これから屋根の修繕を行う人にとって、業者さん選びの参考になれば幸いです。
この記事の目次
業者さん選びで何を重要視するか?
まず、業者さんを選ぶ際に「ここは譲れない!」っていう重要視するポイントを家族と決めておきました。業者さんを選ぶ際に「う〜ん甲乙つけがたい」って時の助けになるかと思います。それと色々と気持ちが揺れ動いた時、初心に立ち戻り思考を整理するのに役立つかと思います。
重要視すること(例
- 施工実績
- 施工価格
- 施工品質
- 会社の評判
- 担当者の質
- … etc
自分の場合は、嫁さんとも同じ意見で「業者の人が親身に対応してくれること」でした。なんとも曖昧でふわっとしたポイントでお恥ずかしいですが…。施工費用を抑えたい気持ちは、勿論大きくありました。しかし、気持ち良く施工をお願いする為に、施工に関する疑問や不安に親身に相談に乗ってくれて、こちらが納得出来る提案や回答をしてくれることが、自分たちにとって重要でした。
業者さんの会社についての確認点
業者さんの会社については、次のことに注目してみました。
② 会社窓口の対応はどうか
③ 近所で屋根の施工実績があった場合に軽々しく実名を出したりしないか
④ 建設業許可証を持っているかどうか
Webで調べたところ、以下の理由で自社施工の方が良いとされているようでした。
- 元請け→下請けへの指示漏れによる工事品質の低下が起こりにくい
- 中間マージンが発生しない為、そのための余分な費用の負担はない
1.については、ハウスメーカーやリフォーム会社で問題になる事案と思います。しかし現場監督を置いてきちんと下請け業者を管理していれば、工事品質を高く保てるのではと思います。元請け会社は、実績のある下請け業者を選択すると思いますし、下請け業者にとっては、工事品質が低いと次回受注が無くなるリスクもあるので、一定の水準の施工をするだろう思われる為です。ですのでハウスメーカーやリフォーム会社については、現場監督が下請け業者をきちんと管理するか確認する必要があると思います。一方自社施工の会社については、自社内での施工職人の教育や、施工時に現場監督がチェックをきちんとしているかを確認した方が良いと思います。
2.については、ハウスメーカーやリフォーム会社は、必ず中間マージンを取ると思いますので、自社施工の業者さんの方が費用面で有利と思います。
業者さんの会社の窓口担当の対応がイマイチだった場合は、社員教育をきちんとしているか疑って良いと思います。施工する職人の教育や管理もきちんされていないリスクがあり、施工品質の低下につながると思います。自分の体験で、会社窓口の受答えがハッキリしてなく「ここ大丈夫かな…」と思える業者さんが実際にいました。たまたま、ご近所でここの業者さんを使った人の話では、見積もりの認識違いで追加費用が発生したとのことで不満を言ってました…。
これも自分の体験談ですが、近所で施工したお宅の実名を挙げて施工内容について語っていた業者さんが実際にいました。「施主に了解を得ているのか?」と聞いたら、「大丈夫と思います…」と曖昧な返事でした。人によっては、言われたくないと思う人もいるのでその辺は配慮すべきと思いました。こういった配慮が出来ない業者さんは、施工時の近隣への配慮も出来ないのではと思います。(車の駐車の仕方、喫煙マナーなど)
Webで調べたところ、建設業許可証とは、500万円以上の工事の場合に必要となる許可証とのことでした。但し、条件を満たせば、許可証が無くても施工は出来るようです。 取得には、知事の審査が必要なので、会社の信頼性を見る一つの目安にしても良いかと思います。
業者さんの人についての確認点
業者さんの人については、次の点を意識して見てみました。
② 提案をしてくれるか
③ 近隣への気遣いがあるか
コミュニケーションの取り易さは、大変重要と思いました。こちらの要望や疑問を伝えて納得して施工して貰うために大切だと思います。こちらが素人なので、何度も質問したりする場合があると思います。その際に嫌な顔をしたり、態度が威圧的だったり、上から目線などで、こちらが意見を躊躇したくなるよう関係性になりそうなら、そういった業者さんは、業者候補から外しても良いかと思います。こちらの疑問が晴れるまで、根気よく分かりやすく説明してくれる業者さんが望ましいと思います。自分の経験としては、細かいことでも何でも聞いて疑問点を残さないことが安心感へ繋がるのだと思います。
近隣への気遣いが出来るかも重要と思います。業者さんは、見積もり前に屋根の調査で来るかと思います。その際に車の駐車の仕方や休憩中の喫煙など、ご近所さんの迷惑にならないよう配慮しているかを見ておくと良いと思います。近隣への配慮があまり出来ないような業者さんは、後々近隣トラブルの元になるリスクがあるので、業者候補から外して良いかと思います。
屋根の調べ方についての確認点
業者さんが屋根の調べた際には、次の点を確認して見ました。
② 結果の説明がわかりやすいか
③ きちんと結果資料を提出してくれるか
屋根の状態の確認は、屋根に登らずに屋根カメラで撮影して確認する業者さんが多いようです。数社の業者さんへ聞いた限りですが、理由は、屋根に登った際に業者さん自体が屋根を破損してしまうリスクがあるからとのことでした。ですので、安易に屋根に登る業者さんは、注意が必要と思います。そういったリスクについてどう考えているかを確認して置いた方が良いと思います。
- どこが悪いのか
- 悪い箇所を放置しておくと、どういう問題があるのか
- 悪い箇所を放置しておくと、あとどれくらいで問題が出ると想定されるか
- どこが大丈夫なのか
- 大丈夫な箇所でも、今後どれくらいでメンテナスが必要と想定されるか
結果の説明も大事ですが、後々振り返れるように、きちんと資料として纏めて提出してくれる業者さんが良いと思います。合わせて資料には、屋根の状態の写真と説明が記載されていることも重要と思います。こういった資料があると業者さんがどういう理由で今回の修繕の提案をしているかの背景が分かり、納得した上で施工をお願い出来るかと思います。
また、実際に屋根のデジカメ写真をリビングのTVで映し出して説明を済ませてしまう業者さんもいました。人間の記憶など曖昧なので、こちらで検討する際に資料を見ながら事実と照らし合わせて確認したいので、資料化されていることはやはり重要と思います。
見積もり提案についての確認点
屋根の状態を確認した後は、施工見積もりの話があると思います。次の点を確認して見ました。
② 見積もりの明細書は、詳細に記載されているか
③ 期間を限定した値引きのセールスなどをしてこないか
- 塗装
- 葺き替え
- 重ね葺き
があります。施工方法の説明が業者さんからあると思いますが、次の点を確認しました。
施工方法について
- 今の屋根の状態からどの施工方法が良いかの説明があるか(提案の理由も)
- 塗装以外の場合で、屋根材と役物は、どういう性能のものを使うかの説明があるか
- 塗装以外の場合で、屋根材と役物の保証期間がどれくらいかの説明があるか
- 塗装以外の場合で、防水シートは、どういう性能のものを使うかの説明があるか
施工のタイミングについて
- 今施工した場合に将来的にかかるトータルの修繕費用はどれくらいかを施工種類別に説明してくれるか
- 今施工しなかった場合に将来的にどれくらいの時期にどんな修繕が必要と想定されるかを説明してくれるか
その他の施工に関すること
- もし施工を依頼した場合に、施工中の工程を写真で記録して貰えるか
- もし施工を依頼した場合に、屋根材、役物、防水シートの型番が分かる資料(写真)を提出してくれるか
- 駐車場が使用できない場合に、月極め駐車場の手配及び、駐車場代金は払って貰えるのか
まとめ
如何でしたでしょうか?今回は、実際に業者さんを選ぶ際に注意した点をご紹介しました。結局のところ自分は、リフォーム会社さんへ施工の依頼をすることにしました。今回の記事で記載した幾つかの確認点について、冒頭で触れた業者さん選びで重要視する「親身に対応してくれること」を一番満たしてくれたからでした。人によって重要視する点は、様々と思いますが、これから屋根修繕を検討している方にとって業者さん選びの一つの参考になれば幸いです。